日本はこれまで「はやぶさ」に代表される惑星探査で、太陽系初期の記録を留めたサンプルを地球に持ち帰ってきました。
さらに、「京都モデル」とも呼ばれる”太陽系創世記”を理論的に記述する惑星形成論を、世界に先駆けて発展させてきました。
これら日本が世界をリードする強みを活かしつつ、太陽系最大にして最重要な惑星ー木星の起源を明らかにすることで、”太陽系創世記”を実証・完成させる、これは、日本にしかできない重要な貢献です。
さらに、我々の住む太陽系と、太陽系の外に続々と発見される”系外惑星系の創世記”と比較することで、太陽系のような惑星系は宇宙にありふれているのか、それとも特殊な存在なのかを理解することにつなげていきます。
このように木星系の起源を明らかにすることは、単に太陽系の一惑星の問題にとどまらず、地球の大気や海の起源や、宇宙における太陽系の普遍性の解明につながる、自然科学における根源的問題です。
我々はどこから来たのか、我々は何者かー人類が抱き続けてきた疑問に、科学的に答えを出すことこそJUICE 探査における日本の狙いです。
プロジェクト・マネージャー
齋藤義文
プロジェクト・サイエンスマネージャー
関根康人
2019年3月時点
研究者名 | 所属 | 担当機器 | |
---|---|---|---|
2 | 春山 純一 | JAXA 宇宙科学研究所 | JANUS |
1・2 | 笠井 康子 | 情報通信研究機構 NICT | SWI |
1・4 | 笠羽 康正 | 東北大学 大学院理学研究科 | RPWI |
1・4 | JAXA 宇宙科学研究所 | PEP | |
4 | 京都⼤学 理学部 理学研究科 | J-MAG | |
1・3 | 塩谷 圭吾 | JAXA 宇宙科学研究所 | GALA |
1・2 |
竝木則行 | 国立天文台 月惑星探査検討室 | GALA |
2 | 木村 淳 | 大阪大学 大学院理学研究科 | GALA |
1 | 小林 正規 | 千葉工業大学 惑星探査研究センター | GALA |
1・2 | 黒田剛史 | 情報通信研究機構 NICT | SWI |
1・2 | 佐川 英夫 | 京都産業大学 理学部 | SWI |
5 | 関根 康人 | 東京工業大学 地球生命研究所 | |
2・3 | 生駒 大洋 | 東京大学 大学院理学系研究科 | |
5 | 渋谷 岳造 | 海洋研究開発機構 | |
2 | 堀 安範 | 自然科学研究機構 NINS アストロバイオロジー研究センター | |
2・3 | 井田 茂 | 東京工業大学 地球生命研究所 | |
2 | 佐々木 晶 | 大阪大学 大学院理学研究科 | |
2 | 倉本 圭 | 北海道大学 大学院理学院 | |
2 | 鎌田 俊一 | 北海道大学 大学院理学院 | |
4 | 齋藤 義文 | JAXA 宇宙科学研究所 | |
4 | 藤本 正樹 | JAXA 宇宙科学研究所 | |
5 | 西澤 学 | 海洋研究開発機構 |